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V120D02S テールクラッチ化プロジェクトその6(…究極を目指して)

前回コーンギアCの中心部に挿入するローレット加工したパーツをコーンギアCに入れます。
まずはコーンギアCの中心穴を1.5Φ→3Φ(作例では2.9Φ)に広げます。
小さなパーツなので穴あけ用の治具を作りました。
20141222_02.jpg
単純にアルミ丸棒の中心にコーンギアが入る穴を掘り、中心に1.5Φの穴を貫通させています。
コーンギアはかなり柔らかい材質で出来ていますので一度で開けようとせずだんだんと太いドリルに変えながら開けたほうが楽に開けられます。
ちなみに私は1.5→2.0→2.4→2.7→2.9Φと広げてゆきました。

20141222_05.jpg
完成したパーツがこちら(右はオリジナル)
…ギアの山が変な形(溶けている)になっていますが、これは以下を…

これを機体に取り付けて完成(本来ならばこれで終了の予定でした)
20141222_08.jpg
この画像は取り付け後に数度フライトした後の画像です。
案の定テールシャフトが向かって左にずれてきています。
ロッド自体はアルミ製のシャフトガイドによってこれ以上の動きはありません。

究極のテールクラッチ完成~~~

で、胸を張ってBlogにUpするつもりでいたのですが…が…

またまたコーンギアC溶解

20141222_07.jpg
今回は中心部でなくギア山部分まで完全に溶けています(画像左側)
シリコンクラッチ部分は金属にしたため削れは全くなし。
となると…溶けた(発熱した)要因は一体どこの摩擦?
これには暫く頭を抱え込んでしまいました。

ふとコーンギアCの裏側を見たところ
中心部に段差(出っ張り)があるではないですか!
原因判明
原因はテールギアケースに入っている段付きベアリングとコーンギアC中心部に挿入した金属パーツの直径の差。
段付きベアリングの回転部分の直径は3mm、コーンギアに入れた金属パーツの直径は3.1mm
この0.1mmの差でボールベアリングが本来の機能を発揮せず、金属ワッシャと同じになってしまったため、ベアリングハウジングと金属パーツの摺動で発熱→熱に弱いコーンギアが溶解 という結果になりました。

対処方法は…
①段付きベアリングとコーンギア中心パーツの間にワッシャ(内径1.5、外径3.0Φ)を挟む
②コーンギア中心パーツをローレット加工した後片側に直径2.9Φ、出っ張り0.3mmの段差をつける。
簡単な①を組んだところバネやシリコンチューブで押さえられているコーンギアと段付きベアリングの間に小さなワッシャを挟み込むのはかなり大変→簡単にという趣旨に反するためボツ、②を採用することに決定し早速ギアを削成。

早速組み込もうとしてシャフトガイドを見たら…
20141222_04.jpg
テールドライシャフトが当たっていた部分が削れて凹んでる(笑)
アルミ対スチールではやはりスチールのほうが硬いですよね。
さてさてどうしたものか…
0.3tステンレスワッシャ(上の①で使ったもの)を挟むか?
これでは今度はここで金属同士が擦れ合い、発熱・異音の原因になりそう。

次回はこのワッシャに関しての考察・実験『V120D02S テールクラッチ化プロジェクトその7(…完成)』に続く。

Genius CP 突然のノーコン

ただいま対面ホバの練習中です。

昨夜も室内で練習中天井近くでピルエットさせた瞬間突然ノーコンになりカーテンに直行。
スワッシュプレートのピン1本折損
20141221_01.jpg
予備パーツがあったので交換して再度フライトしようとしたらバインドせず。
つぅか、受信機のLEDが点かない
墜落の衝撃で受信機が壊れたか?

電池を付け替えても状態は変わらず…?瞬間LEDが点く!
はは~んこれは電源ケーブルの断線だな

早速受信機を外しテスターでの導通チェック
20141221_04.jpg
注)テスターのOL.表示は『抵抗値無限大=導通なし』

しゃあない、外して付け替えるか
ついでなので受信機基板を見ると
ハンダ付けがむっちゃひどい
付いてさえいればいいやという程度
電源ラインなどはハンダ上げすらしておらず芯線の一部が止まっていない。
今までよくショートしなかったものか
20141221_03.jpg20141221_07.jpg
ケーブル付け替えるときにハンダ付けしなおそっと

話がそれたので軌道修正。

まず、断線箇所の断定
テスター(私のはDMMです)のテストリードの片方をコネクタにワニ口クリップで接続し、もう1本のテストリードにはまち針を加えてリード線のビニール被覆をぷすぷす刺していき道通のある場所まで探す。
20141221_04.jpg
断線箇所はコネクタの付け根

付け替えるにはコネクタの分解から始めます。
コネクタの小さな穴に先の尖ったものを差し込み中の金属を押しながらケーブルを軽く引っ張ると外れます。

コネクタと端子はカシメ止めという方法で固定されています。
本来ならば端子は新品を使うべきですが当地方では入手困難なためなんとか再利用すべく、先を研いだ細い時計ドライバーでカシメてある部分を慎重に広げます。
そして断線した部分を取り除いたケーブルの被覆を1mm剥がして端子にカシメ止め。
私はカシメ用専用工具(コネクタプライヤ)を持っていますので簡単にカシメる事ができますが、ない場合は先の細いラジオペンチでもしっかり止めれば接続できます。
ハンダ付けはケーブルがハンダのために硬くなるのであまりお勧めしません。
ちなみに私の使っているコネクタプライヤはこれ⇒ENGINEER PA-09
使用方法は上のページの中にDemoVideoがあり、わかりやすく解説されています。
ちょいとお高い工具ですが使えます。

カシメ終わったら導通チェックの後コネクタに差し込み完成。
ついでに基板側のハンダ付けも取り外し綺麗に付け直し。
20141221_06.jpg

ハンダ付けする前にコネクタ側に熱収縮チューブを被せ補強した上にホットメルトで固定すれば完璧です。
ちなみにこの基板の場合はアンテナ線の根元部分も補強しています。

V120D02S テールクラッチ化プロジェクトその5(…溶解対策)

前回最後に振っていたNew V120D02SコーンギアC溶解の原因を探しました。
溶解した直接の原因はシリコンチューブをコーンギアに押し付けているスプリングが強すぎたためにシリコンチューブとコーンギアCの摩擦熱によるものと考えられました。
解決策は
①スプリングでの圧着をやめる
②スプリングを短くして圧着力を弱める
などですが、共に言えることはシリコンチューブとコーンギアCの接触抵抗が低くなり結果的にクラッチが効かなくなると考えられます。
試しにシリコンチューブとカラーだけにしてテストした結果は、思った通り尻の座りが極端に悪くなりました。

で、スプリングでの圧着機能はそのままにしてコーンギアCの溶解を防ぐ方法はないものかと(少々)考えた結果…
コーンギアCのシリコンチューブとの接触面を金属にしてしまえばいい
これなら溶けないだろうと

それで内径1.5Φ、外径3Φ、厚さ0.3tのステンレスワッシャをシリコンチューブとコーンギアCの間に挟んだらどんなものか?
早速実験してみた結果
クラッチ力は多少弱くなるもののそれなりの効果は見られることを確認。
しかしながら当初立てた目標のうち『組み立て易くする』という部分で小さな隙間にステンレスワッシャを入れるのが(老人には)かなり至難の業。
そして、ステンレスワッシャの前後が非金属となるためワッシャの発熱=コーンギアCの溶解…この図式が頭をよぎりました。

そこで、ない頭をもう一度ひねりなおし
コーンギアのシリコンチューブとの接触部分(直径3mm)をそっくり金属化してコーンギアCの中心部分を3mmに広げて差し込めばいいしまえばいいのではないか
思い立ったが吉日
真夜中にもかかわらず即旋盤に向かい直径3mm、長さ3mm、中心穴径1.4mmの小パーツを挽きました。
そしてコーンギアCの中心部分を3mmΦに拡幅
挽き上がった小パーツとコーンギアCをしばし眺めた時
この小パーツとコーンギアCをどうやって繋げればいいのか
接着かそれとも圧入か

接着にした場合、接着剤の選定は
瞬間接着剤(瞬着)か…上手く1発で止めることが出来ず変なところで固着されたらそのコーンギアCはゴミ箱行き
ならば2液硬化形の(エポキシ系接着剤)か…接着剤をコーンギアCと小パーツの隙間に上手く塗れるか
どちらも一長一短ありで実行するには勇気が要ります

まあまた考える事しきり(今度は丸1日考えていました)
そこで道具箱をひっくりかえしていたら…ありました
ローレットです

ローレットとは:金属頭部側面に付けるギザ状のすべり止めで、縦目ローレット,綾目(アヤメ)ローレットが一般的であるが、軸部に加工した回り止め用途、或いは、押し込み用途の平目ローレットも存在する。
プロポ(送信機)のスティック頭部側面に施されたギザ状の加工品のこと。

先ほどの小パーツにローレット加工を施してコーンギアCに押しこめば接着剤は不要で細工も簡単になるということに気が付きました。
早速小パーツにローレットを施し完成した小パーツ改がこれ
20141204_01.jpg
画像は拡大してありますが実物は長さ3mm、直径3.1mmです。

次回『V120D02S テールクラッチ化プロジェクトその6(…究極を目指して)』に続く